競売との違い
任意売却も競売も、不動産を手放すことには変りません。しかし大きな違いは「手放し方」です。
競売は債務者の意志は尊重させず、裁判所からの強制的な売却に従います。
任意売却は、債務者の意志は出来る限り尊重され、債権者(銀行や保証会社)と交渉し売却されます。
一般的に任意売却は競売に比べ、有利に売却することができると言われていますが、どういった面で有利なのか下の表でご確認ください。
任意売却 | 競売 | |
---|---|---|
取引価格 | 一般的な市場相場に近い | 一般的な市場相場の3~5割り程度安い |
売却情報 |
一般的な売却方法と同じため 近隣などへ知られることは少ない |
新聞やチラシで公表される |
立退き料 など |
債権者(銀行や保証会社)との 交渉の中で受け取れる可能性がある |
受け取れる可能性は、ほとんどない |
退却日 |
交渉や協議により 事前に決めることができる |
裁判所が決定する |
意思の尊重 |
仲介者を通すことにより 債務者の意思ができる限り尊重される |
差押など、強制事項が多い |